キハ30 首都圏色(トラムウェイ)
本サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、記事の内容は中立性を保つ様、細心の注意を払って編集しております。
通称キハ35系と呼ばれる通勤用気動車は昭和36年から製造されました。今回はこのグループのうち両運転台仕様のキハ30の写真をお届けします。
このキハ35グループの面白いところは閑散線区である非電化線用の大量輸送向けの通勤型車両という矛盾した存在です。
首都圏では川越線、八高線、相模線などに投入されていましたが、大量輸送向けの車両が長編成で走るような線区なら電化したほうが良い訳で、結局今挙げた線区の八高線北半分以外は電化されてしまい活躍の場を奪われてしまいました。
関西圏では奈良線や和歌山線にも走っていましたが、こちらもやはり現在では電化されています。
このキハ35の外観上の特徴としてはやはりこの外吊りのドアが一番に挙げられるかと思います。低いホームに対応すべく下側にステップを設けたところ、車体強度が足りずこの仕様になった様です。模型では表現されていませんが、半自動扉でドアにはスイッチが付いていました。
田園風景の真ん中にある踏切を走り抜けるキハ30。八高線では茶畑の中を走るキハ35系の姿がありました。