筒石駅
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今日は新潟県糸魚川市にある筒石駅に来てみました。ここは階段を降りてトンネルの中にあるホームへ行かなくてはならない一風変わった駅です。
JR西日本時代は駅員常駐駅でしたが、トキ鉄に移管となってからは無人駅となりました。入場料の大人190円、子供100円は待合室の料金授受箱に納めますのでお釣りがない様に準備しておく必要があります。
海岸線側から来ると坂を登って到着できる駅ですが、かつてここが海だった事を表す地層を駅広場から見ることが可能です。しかしここは柵も無くいきなり崖ですから、見学の際は注意してください。
トンネル内から駅舎方向を撮影してみました。明るいところが駅舎、待合室です。
この階段の斜坑を降りきると横坑になります。地下水が染み出していたりしていかにもトンネルという雰囲気です。
そしてここが横坑です。この通路が上り、下り線へと橋渡ししてくれる跨線橋の通路の様なものになります。
それでは横坑を進んで行きたいと思います。手前に上りホーム、奥側に下りホームがあります。
こちらは下りホームの待合室です。横坑から更に階段を降りてくるとここに到達できます。ここまで駅の待合室から290段の階段を降ります。ちなみに上りホームにも同様の設備がありますが、こちらは280段になります。
トンネル内のホームです。ホームと待合室は頑丈な金属製の扉で仕切られています。列車がトンネルに進入するともの凄い風圧が発生する為です。トンネル全体を注射器に見立てて列車をピストンと考えて貰えれば風圧が発生するイメージが湧くと思います。
JR時代はこの特殊な条件の為駅員が配置されていました。
泊行き下り列車が到着しました。JR時代は3両編成の普通列車が多かったイメージですが、現在は1~2両のディーゼルカーが主役です。
ちなみにここは日本縦貫の貨物列車も通ります。列車が来ない時間と思って線路に降りると逃げ場がありません。危険な行為は絶対に止めましょう。また列車に向けてのストロボ撮影も厳禁です。
最後に駅名標の前で記念撮影をして地上へ戻ります。
珍しい駅故に在来線を利用した旅行者や車で訪れる人も多いと聞きますが、純粋にここの駅を利用している人は既に1日20人程度の様です。一番の応援はトキ鉄を利用して訪れることだと思いますが、車で来ても訪れた際入場料を払えば駅存続の応援になります。
この地区を訪れた際は是非訪れてみて欲しい、この地区一番のおもしろ駅です。