デジカメは現在、技術が習熟した感もあります。まだまだこれからも技術は進歩しますが、一方一般の多くの人にとっては一世代前のカメラでも十分な性能となっています。
ちなみに画素数の話をすると、このサイトの拡大された大きな画像は約109万画素、A4サイズのプリントに必要な画素数は約870万画素です。画素数だけ見ても、10年位前のカメラで十分写真撮影が楽しめることが分かります。
しかしISO感度に関してはここ数年で劇的に性能がアップしました。暗い場所で綺麗な写真を撮影するならやはり新しいカメラだと思います。
1/20、f5.6、ISO6400、WBオート、CI人物、10mm
先日トンネル内にホームがある筒石駅に行きました。ここは2014年にも訪れているのているのですが、こうした暗い場所では新しいカメラの性能を実感します。ストロボ無し、手持ちでこの写真を普通に撮ってこられるのですから、フイルム時代から撮影している者にとってはありがたい話です。これらはISO感度、手ブレ補正機能が劇的に進歩した賜物とも言えそうです。
1/15、f5.6、ISO1600、WBオート、ストロボ同調
そしてこちらは2014年に訪れた際、2009年に発売されたカメラで撮影したものです。全体的に薄暗いですし、ドールの髪も1本1本が潰れ一部が面になっています。比較すると現在と描写性能は全く別物ですが、これでもフィルム時代には使えなかったISO800や1600が使えましたし、レンズ内手ブレ補正も強力でしたから、当時は「ストロボ同調を使えばこんな場所でも、手持ちで背景が明るく撮れる」と技術の進歩に驚いたものでした。
余談ですが同じ場所で撮影しても9年経つと、階段左側の手すりは更新されていますし、右側にはパイピングが追加されています。やはり9年の歳月は色々なものを動かし、変えていきます。
カメラに費やせる予算は人それぞれですし、新しいモデルが出たからと言って毎回買い替える必要もないでしょう。しかし暗い場所で撮影するなど高感度を多用するなら新しいカメラに買い替えると表現の幅が大幅にアップすると思います。撮れなかった写真が撮れる様になった時には感動さえ覚えます。今回久しぶりに同じ場所を訪れ、そんなことを感じました。
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