初めての自動車整備用工具セット
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自動車業界を離れてから「車をいじる」という行為には徹底的に冷めていたのですが、ハスラーを買ってからまた少し始めてみるとなかなか楽しいものです。
ところで自分の車を自分で整備する際必要なものが工具ですが、今日はその工具について話してみたいと思います。
■ まずは種類を揃えるという考え
ところで「どんな工具を買えば?」という話になるとカメラ同様「高いものを買う必要がある」という人と「入門用で十分」という人に二分されます。私的には「条件付きで入門用で始めてみては?」という考えです。
良い工具はそれなりに高額で一気にポンと買うのはなかなか難しいものです。一方例えばオーディオ交換を例にすると内張り剥がし、2番の+ドライバー、10mmのソケットレンチ、配線加工用の圧着工具等色々と必要です。ドライバーセットだけ高級なもの購入してもオーディオ交換は出来ない訳です。
まずは工具の種類が必要ですから、適当な工具セットで網羅したほうが良いと思います。
しかし条件付きといったのには理由があって、安い工具は精度が悪く外れないボルトやネジを無理に回そうとしまうとナメてしまいます。そうなると色々面倒なので「入門工具では無理をしない」が条件となります。
・予算 3,980円
上の工具セットは「使ってみてよかった」ではなく「最初はこんなので十分だよ」という感じで紹介させて貰いました。
・予算¥18,480円
アストロプロダクツはDIYで車を整備する人にも人気のブランドで、20,000円以下の予算で本格的な工具セットが入手可能です。重整備に関しては未知数ですが、この工具セットがあれば国産車のDIYレベルならほぼ不可能はないと思います。
実際にモノも見てみましたが、スパナ、メガネ、ソケットなどはメッキ仕様で、Snap-●nみたいに格好良いです。ドライバも自動車整備で必要なサイズが入っています。そしてツールボックスの最下段は空になっていますので、自分が必要な工具を追加で購入して収納出来ます。
ソケットは必要サイズは勿論、ちょっと特殊な場所のボルトを外すディープソケットも入っています。さらにビット回しや六角レンチも揃っていました。内装を脱着する、オーディオなど電装品を装着する、グリル交換や小オプションの装着、各種バルブ交換を行うレベルならこのセットで十分だと思います。
正直実物を見て商品の質感、必要な工具が揃っている点数、そして所有欲も満たされそうなツールボックスまで付いてこの価格は凄いと思いました。
(価格は執筆後変更になっている場合があります、購入前に必ずその時の価格をご確認ください。)
■ よく使う工具から信頼あるものに変えていく
そして整備を重ねていくうちに不満が出て来たら、精度の高い工具に換えていくと良いと思います。よく使う工具を挙げるとドライバーが+の2番、これだけでドライバを使う作業の9割の作業は出来ます。スパナ、メガネ、ソケットは10mm、12mm、14mmをよく使います。
安い工具ですとスパナは口が開いてしまったり、ドライバーはネジ頭に密着しなかったりしますので今挙げたところは優先順位が高いところです。
■ ディーラー整備士レベルの工具
性能が高く、それでいて価格が良心的なのはKTCでしょうか。私が働いていた自動車販売会社では新入メカニックが最初に支給される工具がKTCでした。またTONEも歴史ある工具メーカーで、私も使用しているツールはあります。 またドライバーならVESSELも好きなメーカーで、精密ドライバーはVESSELを使用しています。
京都機械工具(KTC)自動車整備スタンダード工具セット |
トネ(TONE) ツールセット 内容69点 |
¥61,500円 | ¥79,621円 |
この辺は持っているとディーラー整備士も出来るレベルです(あくまでも工具だけのの話ですが)。内装、電装関係でこの辺が必要とは思いませんが、下回りになってくると固着しているボルト、ナットなども出てきますので、一段精度の高い工具が必要になります。
(価格は執筆後変更になっている場合があります、購入前に必ずその時の価格をご確認ください。)
そしてやはり、こんなケースが部屋にあるだけで幸せになれる筈です。しかし工具は道具、集めるのが楽しくなりだしたら危険ですw。
といった冗談はさておき、工具は整備したくなった時必要なものがきちんと揃っていることがとても重要かと思います。買って使ったらそのままではなく、時々整理しながら点検したりいつでもすぐ使えるコンディションにしておきたいものです。