酷寒地でのK-3Ⅲ動作性能

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 PENTAXのカメラは防塵防滴に加え-10℃の場所でも撮影が可能とされています。東京でカタログを読んでいる時は「-10℃なんて、凄いな~」と思って見ていたのですが、函館に持って行くと-10℃は普通に起こりうる気温でした。

 実際函館で使ってみると当初はそんなスペックや気温のことは忘れ、東京と同じ感覚で普通に撮影していました。しかし使い続けていると低温ならではの症状が発生しました。(撮影時の気温は-5℃位だった様です。)

 通常ですとバッテリーはフル充電をしておくと300枚から400枚は撮影出来ます。実際にはもっと多く撮影出来るかもしれませんが、だいたいそれ位の数字を目安に必要なバッテリーを用意しています。

 しかし函館では100枚位撮影していた辺りからAFが動かなくなったりし始めました。液晶画面を見てみるとバッテリー残は1本でイエローになっています。東京ならまだまだ撮影出来るレベルですが、バッテリーを交換してみると症状が収まりました。

 モニターに表示したり画像を生成する電気はそれ程大きくはありませんが、AFのモータを動かすにはそれなりの電気が必要ですから理屈的にも納得出来ます。

 酷寒地ではバッテリーの減りが極端に大きくなります!そしてバッテリー残が少なくなってきたら使い切る事が出来ません。必ず予備のバッテリーを持って、予備バッテリーはポケットで温めておくのがスムーズに撮影する秘訣です。

 ところでバッテリーは互換品より高いですが、純正品の方が断然安心です。私もデジタル黎明期にはバッテリーのスペックが低く、たくさん持ち歩く必要ごあったので互換品を使用していました。しかし最近は全て純正品を使用しています。

 数千円差で数年間使える訳ですから、一年にすると気にするレベルの価格差ではありません。安心を取った方が良いと思っています。


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 酷寒地の動作性能の検証など考えてもいませんでしたが、思わぬところで実験してみることとなりました。結論、K-3Ⅲは氷点下でも安心して写真か撮影出来ます。しかしバッテリーの減りは尋常ではないので、必ず予備バッテリーを持って行きましょう。そして予備バッテリーはポケットの中で温めながら待機させておくと良いと思います。


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