奥羽本線スイッチバック遺構巡り(1)赤岩駅

 かつて奥羽本線の板谷峠にはスイッチバック駅が四駅存在しました。山形新幹線の開業と共にスイッチバックは廃止されましたが、スイッチバックの存在した赤岩、板谷、峠、大沢の四駅の周辺にはかつてのスイッチバック駅の遺構が数多く残っています。まずは一番福島寄りの赤岩駅からご紹介します。

 「今自分が乗ってきた電車を一枚記念に撮影する」これ自体はありきたりの行動ですが、そんな写真が「今は撮影出来ない写真」になるとは思いませんでした。現在赤岩駅は休止駅になっており全ての列車は通過してしまいますので、電車に乗ってくることも、ホームに降り立つことも出来ません。

 現在山道を歩いて行けば赤岩駅に辿り着くことは可能ですが、軌道手前で柵が設けられていますので本線上のホームに立つことは出来ません。「スイッチバックの遺構よりこの写真の方が貴重」となるとはこの時は夢にも思いませんでした。

 かつてのスイッチバック駅の駅名標です。表面は錆で覆われてしまい文字は読めません。

 プラットホームも新設設備の為一部壊されていますが、当時の構内を思い出すには十分なだけ残っています。二本の線路を挟む様に対向式のホームが存在しました。

 白いポールは停止目標の残骸でしょうか。

 通信関連の埋設標

 この駅が「秘境駅」と呼ばれた理由の一つに駅へのアクセスが困難なことが挙げられます。これが駅へ続くメインストリートで、車でのアクセスは困難でしょう。鉄道以外の手段で来る人は途中まで車で来てあとは山道を歩いて来るようです。

 今「鉄道以外の手段」と書きましたが、既にこの駅は休止駅になってしまい全列車が通過していますので「鉄道以外の手段」すなわち「山道を徒歩で来る」しかないのですが・・・。


ドールと巡る板谷峠 四段スイッチバック遺構

 今回の赤岩駅をはじめ四段スイッチバックと呼ばれた四駅を「ドールと巡る板谷峠 四段スイッチバック遺構」では全74枚の写真で紹介しています。興味をお持ちいただきご覧頂ければ幸いです。Kindle Unlimited会員の方は全ページ無料で閲覧可能です、是非ご覧ください。

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