わたらせ渓谷鉄道 足尾線 間藤駅

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 本日はわたらせ渓谷鉄道足尾線の間藤駅を見ていきたいと思います。現在足尾線の終着駅であり、駅舎は平成6年に建てられたものです。

 コンクリートボードを並べた片面のみのホームです。白線のみで黄色い点字ブロックが無いところが国鉄らしい風景です。ホーム右の小屋は集会室の様な雰囲気で、待合室はあくまでも駅舎の一角の様です。

 ホーム先端から足尾駅方を望みます。駅を出発するとすぐに1000分の22の下り勾配になります。裏を見て来なかったことが悔やまれますが、転動(勝手に動き出すこと)を防ぐ為に一般的には、駅構内は1000分の5程度に収まるように線路が敷設されます。

 ホームの足尾方からホーム全体を眺めてみます。先程の写真にもありましたが、PC枕木に挟まれ木製枕木が並んでいますが、低速の短編成列車しか通過しませんので、全部をPC枕木に交換しなくても良い線路規格なのでしょう。津軽鉄道もPC枕木は1本おきでした。

 ホーム反対側の斜面上方を見ると落石防止策の姿もあります。山間を縫って走る鉄道らしい雰囲気です。

 そして終端側を見ると1000分の27の勾配票が残っています。旅客線は国鉄時代からこの間藤駅迄でしたが、かつてはここから貨物線として足尾本山駅まで線路が続いていました。駅を出発するといきなり1000分の27の急こう配になる訳です。先日スイッチバック駅跡を紹介した中山宿でも1000分の25ですからかなりの急勾配です。

 現在は貨物線は正式に廃線となり、この様に車止標識が立っています。

 駅横には展望台があり、上方から間藤駅を見ることが出来ます。駅全体を俯瞰したり、あるいは車両の屋根を観察するのにも好都合です。

 駅舎は冒頭も書きましたが、平成6年に新築されたものです。現在駅自体は無人駅という扱いになっていますが、この駅舎内には観光案内所やレンタサイクルの窓口があります。この先の踏切跡や足尾本山があった古河機械金属株式会社足尾事業所(中へは入れません、外側のみの見学となります)へのアクセスにも活用できます。

住所 〒321-1506 栃木県日光市足尾町下間藤2
関連ページ 間藤駅
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