わたらせ渓谷鉄道 足尾線 足尾駅、貨物輸送や国鉄の雰囲気が色濃く残る駅
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先日現役時代の姿を残す貨物側線と上屋ということでご紹介したわたらせ渓谷鉄道の足尾駅ですが、他にも国鉄時代の雰囲気が残って良い雰囲気ですから、駅舎やホームなども見ていきたいと思います。
駅舎は国鉄時代のもので木造、瓦葺と鉄道模型でも再現したくなる典型的なローカル駅の雰囲気です。しかしここ足尾線で言えば貨物側線もあった主要な駅でもあります。
駅舎の中に入ると広い待合室が広がります。付近には登山口もある様ですから、最盛期には列車到着前に多くのお客さんで賑わったことだろうと推測できます。
日中は照明が点灯していませんが、日の光で明るい雰囲気です。
そして出札窓口。完全な閉鎖ではなく8:10分から9:20分だけは開いている様です。近所の方への委託しているのか、わたらせ渓谷鉄道の社員の方が8:03分の列車出来て9:23分の列車で帰るのかは分かりません。
用具倉庫も木造で良い雰囲気を醸し出しています。
各駅共通のわたらせ渓谷鉄道仕様の駅名標はイラスト入りの綺麗なものですが、国鉄時代から残る駅名標もまた味が合って良いものです。わたらせ渓谷鉄道に移行してから35年経ちましたが、撤去されず残っているのは嬉しいものです。
跨線橋は無く構内踏切で下りホームへ向かいます。上り線の停止目標がホーム中央に立っています。これをもう少し引いた写真で見てみましょう。
ホーム中央に構内踏切があり、左側の下り列車も停止目標が踏切手前にあります。ホーム有効長の半分しか使わない贅沢な停車方法ですが、上下線が踏切手前で停車することにより上下列車の運転席が近くなりタブレット交換が容易になります。
現在は特殊自動閉塞になりタブレット交換はありませんが、こんな所にもタブレット時代の名残があり嬉しくなります。
と話していたら下り列車が入線してきました。
踏切手前の停止目標に停まりました。先程昔のタブレット交換の話をしましたが、運転席横で清算したお客さんにもこの停車位置は便利そうです。
そしてお約束のレンガ造りの油脂庫も上りホーム桐生方にあります。
奥に見えるキハ35は前回ご紹介した貨物側線です。こちらは別記事にまとめていますので、興味ある方はこちらの記事も宜しくお願い致します。
また駅舎から見ると下りホームには立派な留置線跡が見られます。これもかつて足尾線が重要な貨物路線だったことを示す証でもあります。銅を生産する為に必要な硫酸を積んだダンク車が留置されていました。こちらが桐生方で奥は車止めになっています。
そしてこちらが間藤側、間藤方から分岐する線路配置でした。
貨物扱いが盛んでかつ国鉄時代の雰囲気をよく残す駅です。国鉄時代の駅を知りたい方には一見の価値がある駅だと思います。
住所 | 〒321-1512 栃木県日光市足尾町掛水6 |
関連ページ | 足尾駅 |
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