ゲストハウス「かなちゃんち」(赤平)

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 先日北海道赤平市にある「かなちゃんち」に泊まってきましたので、ご紹介したいと思います。普段雪深くなる時期は休館との事でしたが、TV番組の関連で特別開館されていた為、泊まることが出来ました。

 炭鉱が好き過ぎて赤平に移住してきたオーナーかなさんが「赤平は良い場所なのに宿泊施設が無いじゃないか!」と始めた民泊スタイルのゲストハウスです。

 元々は駅前で店舗を営んでいた方が暮らしていた店舗併用住宅を民泊に改造したゲストハウスですから、リアルに一泊赤平の友人の家に遊びに来た様な疑似体験が楽しめます。昭和築の家は古さはあるものの、小綺麗にされておりオーナの人柄が表れている気がします。

 私が泊まった部屋はシングルでしたが、ここは昔は子供部屋だったのでしょうか、それともお父さんの書斎だったのでしょうか。架空のお友達「かなちゃん」の家に招かれた様な雰囲気を楽しめると同時に、北海道ならではの二重窓や一晩中付けっぱなしのオイルヒータにリアルな北海道生活を感じます。

 そして最大3組が宿泊するこの施設ですが、この元台所は共用スペースとして利用できます。電子レンジや調理器具なども使えますが、ここがホテルとお友達の家に遊びに来た違いで、ホテルなら使いっぱなしで良いですが、お友達の家なら、綺麗に洗って元に戻さなければなりません。

 最寄りのセイコーマートまでは約10分、冬の寒い時期には「ホットシェフ」が「ホット」でなくなってしまいますので、電子レンジはありがたいです。

 細かなルールは注意事項等で確認して欲しいところですが、ホテルと異なり「お友達の家にお邪魔している」感じで備品を使えば良いのではないかと思います。

 風呂も洗面台も家庭用、この写真の台所にもかつて家族が集い団らんがあったと思うと感慨深いものです。水道管の破裂を防ぐ為、一晩中暖房を付けっぱなしにするのも、裏側の窓の外が雪で埋まっているのもリアルな北海道生活そのものです。

 前日はビジネスホテルに泊まっていましたが、快適すぎて北海道の寒さや、雪といったものを全く感じませんでした。今回初めての宿泊でしたが、リアルな北海道の生活を擬似体験出来たのは何よりもの収穫でした。

 しかし都市部の生活をそのまま持ち込みたい方、ビジネスホテルの様な快適さを求める方には向かないと思います。やはりリアルな赤平生活の疑似体験がここの魅力だと思います。

 それともう一点ここの魅力を挙げるとすると、赤平駅前に存在するということでしょう。近くにある赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設の炭鉱遺産ガイド付見学は朝10時スタートです。岩見沢、旭川駅前のホテルからですと8時台には出発しなければなりませんが、ここなら支度を急げば9時まで寝ていられます。

 1泊して「かなちゃんち」が気に入ったので、オーナーのかな(かに)さんの宣伝も少々。本業はデザイナーなので、自らがデザインしたパーカーなどもSUZURIで販売されています。奥はそのイラスト、ロゴをポスターにしたものです。

 ロードヘッダーはドリル状の先端部で石炭を掘削し、更に下の受け皿でかき集め後方に送ることが出来る石炭採掘に必須のマシンです。

 これがそのロードヘッダーの本物です。こちらは先程書いた「炭鉱遺産ガイド付見学」で実際に見ることが出来ます。

 「かなちゃんち」の話をしていたらいつの間にかロードヘッダーの話に脱線してしまいましたが、最後にまとめると「リアルな赤平生活の疑似体験」が一番の魅力で私自身が満足した点でした。

 そして炭鉱が好きな方なら楽しめると思いますが、調度品の中に「なんでこんなものがここに・・・」的なものも数多くあって面白かったです。実はそうしたものを写真撮影したのですが、「このあと訪れる人の宝探し感を奪ってしまうのかな~?」と考え、掲載しないことにしました。是非現地で「へぇ~」ってなってみて下さい。

住所 〒079-1141 北海道赤平市大町1丁目3−4
ホームページ かなちゃんち

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