八高線 竹沢駅(前編:駅全般編)
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今回は八高線の竹沢駅を見ていきたいと思います。現在は棒線化されてしまった無人駅ですが、昭和35年まで貨物の取り扱いがあり現在でも貨物側線の痕跡が残っています。今回は前編で駅全般、後編で貨物側線を見ていきたいと思います。(撮影2023年7月)
駅舎は2008年に改築されたものの様で、まだまだ綺麗な見た目です。駅の大きさからも分かるように改築当時は有人駅でしたが、4年後の2012年に無人化され、後程お話をしますが、2016年には交換設備が無くなり停留所化されてしまいました。
こちらはその風貌からして駅舎改築前からあるであろう油脂庫、倉庫です。磐越西線の山都駅の様なレンガ造りですと注目度も高いのですが、交換設備のある駅では必須の小屋でした。火気厳禁の看板や消火器の設置は消防法上の必須事項ではないでしょうか。
反対側には公衆トイレがあります。改札の外にありますから駅利用者以外でも利用できます。
駅舎の中はこんな感じです。改築されてから暫くは左側の窓口で出札業務や改札業務が行われていたのではないかと思いますが、現在はシャッターが下ろされICカード利用者は入場処理を、切符の人は車内清算となっています。
そんな八高線ですが、現在は既にほとんどの列車がワンマン化されていますが、6時30分の高崎行き、19時46分の高麗川行の1往復のみは車掌が乗車しています(2023年7月現在のダイヤです)。
朝夕車掌乗務なら分かるのですが、この1往復だけというのは謎です。人の送り込みの為の添乗なら拘束時間が長すぎますし理由が分かりません。
それでは、ホームに入って中の様子を見ていきたいと思います。
駅名標はJR東日本の標準タイプです。脚を見ると海抜120mと書かれています。
高崎行き気動車が入線してきました。奥にホームが見えるもののレールが撤去されています。かつては上下線でホームも異なる列車交換が可能な「駅」でしたが、冒頭も書きました通り2016年に停留所化されてしまいました。
かつては貨物輸送もあった八高線ですが、現在は気動車の旅客列車のみの運行ですから、交換駅の必要数が減ったのでしょう。
高麗川方を見ます。かつては奥側で分岐していたことが容易に想像できる線路配置ですが、左には40km/hの速度制限標識があります。あくまでも転轍機切り替えを無くす為の合理化であり、高速でここを通過するための変更ではない訳です。
現在は上下列車共に全列車が駅に停車しますから、40km/h制限があっても実用上も全く問題ない訳です。
そして高麗川方から高崎方を見ます。やはり高崎方もレールが曲がっているのが見えますが、高崎方に今回のお目当て「貨物側線」跡があります。次回はこの貨物側線を見ていきたいと思います。
住所 | 埼玉県比企郡小川町大字勝呂719 |
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