大切な写真データを二重で守るRAID1対応HDD

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 デジカメで撮影したデータはどう保存されていますでしょうか。人それぞれだとは思いますが、もし「特に何もしていないよ、普通にパソコンの内蔵ハードディスクに保存しているだけ」というなら早急に対策をした方が良いと思います。

 万一そのハードディスクがクラッシュしたら、何年も撮り貯めた写真に二度とアクセス出来なくなりますし、仮に復旧出来たとしても多大な労力と費用が発生します。そしてその恐ろしいHDDのクラッシュは何の前触れもなく突然に訪れます。

 それではどのようにすればデータを安全に保存出来るのでしょうか?何事も絶対とか100%はあり得ませんが、一つの考え方としてデータを二重、三重に保存しておくことが最も有効だと思います。

 しかし一方で毎回同じデータを2個以上のHDDにコピーするのも面倒です。そこで私は自動で2つのHDDに保存してくれるRAID1のHDDを使用しています。これなら普通にHDDのフォルダに1回ドラッグするだけで2つのHDDに自動で保存してくれるのですから便利です。これが「RAID1」と呼ばれる機能です。

 パッケージにあった図に描き足してみました。左側のRAID0(ストライピング)は少しでも書き込みを早くというシステムで、写真を安全に保存するという観点ではむしろ安全性が下がりますのでここでは割愛します。

 今回安全性を高める為に利用したいのが、RAID1(ミラーリング)です。こちらは2つのHDDに同時に同じ情報を書き込んでくれますので、万一片方のHDDがクラッシュしてももう片方のHDDからデータを引き出せます。このRAID1の機能をミラーリングと言います。まるで鏡に映したように同じデータを作りますのでこの様な呼ばれ方になりました。

 今回は先日まで使っていたHDDがいっぱいになり新たに「エレコム 外付けハードディスク HDD 6TB 2Bay USB3.1 RAID機能搭載 ELD-2B060UBK」を買い足しましたので、ついでに写真の確実な保存について少し書いてみます。

 データの安全性という意味では別のモデルでも全く問題ありませんので、RAID1で検索をしてみてください。RAID1とは先程も書きましたとおり、ミラーリング、同じデータを2つのHDDに書き込むという意味です。

 データを書き込むときは写真の様に2つのHDDにアクセスしています。このHDDはケースの中に3TBのHDDが2台あり容量的には6TB分ありますが、RAID1で使用すると3TBのHDDとしてしか使えません。半分の容量しか使えないというのがこのシステムの唯一の欠点ですが、ここは安心料ともいえそうです。

 ちなみにコスト的な話をすると今回導入した6TBで45,000円位ですから、容量3TBに対し45,000円位ということが出来ると思います。

 それでは3TBにどれ位の写真を保存できるかという話ですが、2400万画素~5000万画素のカメラを使っている私がRAW+JPGで1枚として1TBに約2万枚保存していましたので、このモデルですと単純に約6万枚になります。1枚あたり1円以下です。RAWは使わないのでJPGだけというなら10年分位の写真を保存できる容量です。

 この様なとても便利なHDDで、写真データの安全性は飛躍的に向上します。しかし更に難しい話をするとこれでもデータが100%保存されるかというとそうでもありません。自分で誤って消去したり、使えない画像に変更した後上書きしたりしたらアウトです。またウィルスやハッカーの侵入による書き換えにも対応できません。別途RAID1でなくても良いので定期的(例えば月1など)にもう1つHDDに保存しておくとより完璧です。

 HDDがクラッシュしてしまうと何年もの写真がすべてパーですから損失は計り知れません。現在写真データの保存環境が脆弱な方は是非何らかの対策を考えてみてみてください。


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