糸魚川駅 糸魚川ジオステーション ジオパル(キハ52-156)

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 糸魚川駅新幹線高架下にある「糸魚川ジオステーション ジオパル」内には2010年3月まで大糸線で活躍したキハ52が展示されています。また館内にはトワイライトエクスプレスの室内を模したモックアップや鉄道部品の展示、鉄道模型大型ジオラマなどもあり、鉄道ファンなら列車待ちの1~2時間位なら余裕で潰せちゃう楽しいスポットです。しかも入館料無料、アルプス口側から雨の日でも濡れずに入場できます。

 現在大糸線のJR西日本区間はキハ120が運用に就いていますが、2010年3月まではこれからご紹介するキハ52が主役でした。

 当時の記憶ですが、大糸線は冬場に雪を搔き分けながら険しい勾配を登っていかなければなりません。そこで「2エンジンのキハ52でないと耐えられない、1エンジンのキハ120では無理」と思われていて他線区でキハ120が導入されても長らくキハ52が運用に就いていました。

 しかしいよいよキハ52の老朽化が激しくなってきて試しにキハ120を試運転してみたところ普通に走れてしまった・・・みたいな裏話があったと記憶しています。JR西日本で最後までDMH17型エンジンを積んだ気動車が残った線区でした。

 キハ52運用終了直前は3両のキハ52が大糸線で活躍していましたが、そのうちの1両キハ52-156が現在ここに展示されています。屋根、シャッター付ですから保存環境は最高です。

 キハ56の案内板です。現役当時キハ52-156は朱色一色の首都圏色でしたが、展示にあたって人気の国鉄の標準色に塗り替えられました。

 スポットライトが当たり輝く車体は全検出場直後のコンディションです。しかも屋根、シャッター付ですからこの美しい状態は長きに渡り維持されそうです。

 車内も自由に見学可です。

 シートに座り昔乗った時の旅を思い出したり、10数年前の大糸線を想像してみるのも面白いかもしれません。

 2010年3月12日の最終運転に使用されたヘッドマークも車両横に展示されています。

 下回りも綺麗に塗り直されています。検査は切れていますから本線を走ることは難しいですが、確かエンジンは掛かるコンディションだったと思います。ここから外に出したり、収納したりする時は自走するのですが、一度調子が悪い時があってファンがみんなで押したといった新聞記事を読んだ記憶があります。

 ここのメインディッシュはやはりこのキハ52だと思いますが、奥にはトワイライトエクスプレスの車内を再現した展示もありますし、鉄道部品の展示、大型鉄道模型ジオラマもあります。鉄道ファンなら1~2時間軽く潰すことが出来るスポットだと思います。

 実車の展示ではありませんが、かなり気合の入った展示です。トワイラトエクスプレスにとってもここ糸魚川駅は通過駅ではありましたが、通いなれた路です。

 そして大ジオラマで再現された糸魚川駅も気合が入った再現度です。明るい時間なら実物と見比べてみても面白いかもしれません。

 「糸魚川ジオステーション ジオパル」の前、つまりアルプス口の駅前広場にはかつての糸魚川機関区機関庫の前面が復元され建てられています。

 一番左のアーチ下にはレールが敷設されていますが、イベント時には館内に展示されているキハ52を引き出し屋外に展示することも可能です。

 2009年に撮影した現役時代の糸魚川機関区です。右側の機関庫の前面部分が復元されています。そしてキハ52が2両見えますが、同じ色の右側の車両は156号機ではありません。こちらは現在津山に展示されている115号機です。156号機は当時朱色1色で左側に半分見えるのが当時の156号機です。

 この写真の場所は現在北陸新幹線の高架下、「糸魚川ジオステーション ジオパル」の富山寄りになります。

 そしてこちらが「糸魚川ジオステーション
ジオパル」玄関前に展示されている「くろひめ号」です。昭和31年から昭和50年代まで糸魚川市の工場から糸魚川駅まで土を運ぶのに使用されていました。廃車後は市内の別の場所で保存されていましたが、2020年10月から美しくお色直しされてここで展示されています。

住所 新潟県糸魚川市大町1丁目7-47
ホームページ 糸魚川ジオステーション ジオパル
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