好きなレンズとは

 レンズの話をするときに「私は〇〇のレンズが味があって好きだ。」みたいな表現を使うことがあります。しかし実を言うと私は長らくこの意味が理解出来ませんでした。

 私の場合写真家というよりは、オーダーに応じてきっちり写真を撮る職業カメラマン的要素が強かったせいもあり、稼働率の一番高いレンズは様々なシーンに柔軟に対応できる24-70mmのf2.8でした。むしろレンズを私に語らせたら「大三元があれば撮れない写真はないでしょう?」という味気の無いものになってしまいます。

 しかしPENTAXのLimitedレンズに出会って話が変わってきます。もっとも最初はボディモーター駆動の20年前位に発売されたレンズには興味がなかったのですが、スクエアのスタッフに勧められ「そんなに言うなら」と使ってみたところファンになったという感じです。購入順で言うと77mm、31mm、43mmでしたが、特に31mmは大変気に入りました。自分が見て綺麗だなと思える、どうせ撮るならこのレンズで撮りたいと思うそんなレンズです。


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※ 現在は上のsmcコートレンズは生産完了し、下のHDコートレンズにリニューアルされています。


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 味気の無い話をすると「キットズームでも綺麗な写真は撮れるでしょ?」という考えも持っている訳ですが、好きなレンズが出来ると機材に対する愛着も湧きますし、またそのレンズで写真を撮影するのも楽しくなります。そんなマインドで撮った一枚の中に新たな境地があるかもしれません。撮影時に「気持ち」はとても重要だと思います。

 この「好きになる様なレンズ」という話は何もPENTAXのLimitedレンズに限った話ではありません、例えば同じ光学メーカのNikonにも銘玉と呼ばれるレンズが多数存在します。

 またシグマ、タムロン、トキナーといったレンズ専売メーカの製品にも素晴らしいレンズがたくさんあります。フィルム時代には「カメラメーカの純正レンズが買えないのでレンズメーカのものを」という時代もありましたが、今はその個性に惚れてあえてレンズメーカのものを使用するプロが数多くいます。

 それとレンズというのは価格が高いものが良いとも言い切れないところが面白いところです。勿論高いレンズはそれなりに良い訳ですが、価格の安いレンズの中にも素晴らしいレンズがたくさんあったりします。「撒き餌 銘玉 メーカ名」などで検索すると各社色々手頃で素晴らしいレンズが出てきます。

 少し気にして捜してみると各社様々な銘玉が存在します、好きになれるレンズが見つかると写真撮影も更に楽しくなると思います。

Author: DOLLMAN SENOO