通洞変電所

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 通洞変電所はこの周辺に工場を持つ古河グループの古河日光発電所(株)が所有する変電所です。コンクリートが剝げ落ちた古めかしい見た目ですが、大正時代から残る建物の様です。内部の見学は出来ませんが、外から眺めることが出来るので色々見ていきたいと思います。

 内部の見学が出来ない理由の一つに「この施設は現役だから・・・。」というのがあります。建物近くを通ると電気設備独特の「ブ~ン」という連続した音が聞こえます。

 シャッター横には「危険・特高圧」とありますので、送電側から受ける電圧は交流7000V以上になります。7,000V未満が高圧で一般的には6,000Vという仕様が多いようです。そして7,000Vを超えると特高圧と呼ばれる様になります。

 この変電所の受電圧は調べられませんでしたが、一般的には特高圧というと20,000V、60,000V、140,000Vとあります。最近では大規模オフィスビルでも60,000Vという例がありますので、この周辺の工場に供給しているとなると60,000V、あるいは140,000Vかなと想像しますが、あくまでも素人の想像範囲です。

 後ろ側のアングルを見ると電気関連の設備らしい雰囲気です。これも詳しくないのでどれが受電でどれが送電というのは分かりません。詳しい方居ればXででも教えてください。

 銅街道側はこんな雰囲気です。この隣にあったレンガ造りの動力所は残念ながら崩落の為解体されてしまい姿が無くなっていました。

 40km/hの速度標識左に送電のケーブルがあります。変圧された電気がここから向かいの工場に向け送られます。

 送電部分をアップで撮影してみました。この電線の先には先日シックナーのところで紹介をした古河機械金属の工場があります。

 そして道路脇で見かけた古めかしい電柱です。電柱なのか、電信柱なのか、確認しようとプレートを見たら∧に一の古河グループのマークが出てきましたので、東電でもNTTのものでもありません。この一帯では古河グループは電柱まで自前という凄さ、「古河王国」の様な雰囲気さえあります。

 先日ご紹介したシックナーの近くで、足尾銅山観光にも近いですから、併せて見学するのが良いかと思います。

住所 栃木県日光市足尾町通洞11−1
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