旧三井砂川鉱業所 中央竪坑跡
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三井砂川炭鉱は昭和62年に閉山した炭鉱ですが、その後平成3年にその場所を活用した財団法人宇宙環境利用推進センターによる地下無重力実験センターが開設されました。しかしその実験センターも平成15年に閉所、現在は無人となっています。
形こそ近代的ですが、炭鉱にある竪坑櫓がかつてここが炭鉱であった事を表しています。炭鉱跡には地下に掘った長い垂直の穴(縦坑)がありましたので、これが無重力実験に活用されました。カプセルをその長い縦坑に落とすと落下を続ける間はそのカプセル内が無重力になりますので、そこで無重力下における様々な試験が行われました。
背の高い縦坑と横にある社屋という構造は現存する赤平の縦坑ともどことなく雰囲気が似ています。「JAMIC」は株式会社地下無重力実験センターの略ですが、既に解散しています。そして母体の財団法人宇宙環境利用推進センターも2006年に解散しています。
現在立入禁止となったその場所は淋しい雰囲気となっていますが、北海道有数の炭鉱として、そして宇宙開発事業の一翼を担う技術の地として二度脚光を浴びた場所なのです。
2003年に実験センターも閉所してしまいましたが、後にこの地の功績を讃えて小惑星「イトカワ」のクレーターにKamisunagawa(上砂川)の名が付けられたそうです。「上砂川」という地名は北海道とそして宇宙に存在します。
住所 | 〒073-0204 北海道空知郡上砂川町上砂川1丁目2−1 |
ホームページ | 三井砂川炭鉱(Wikipedia) |
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