片瀬白田-伊豆稲取間の東伊豆海岸線を走る車窓
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伊豆急行は地図で見ると東伊豆海岸線を走りますので、海の展望が期待できる鉄道だと期待を膨らませる事でしょう。確かに海側の席から外を眺めていると各所で海を見ることが可能です。
しかし「線路のすぐ横が海」という海岸線を走るのは実は今回紹介する片瀬白田駅-伊豆稲取駅間と伊豆稲取駅-今井浜海岸駅間のごく僅かと意外と少ないものです。
今回ご紹介する海岸線を走る区間ですが、伊豆急下田駅へ向かう下り列車では片瀬白田駅を出てすぐからトンネルに入るまで、伊東へ向かう上り電車では伊豆稲取駅を出発してトンネルを2つ抜けてから片瀬白田駅に到着する直前までです。
他にも海が見える場所は数多くありますが、線路と海岸線の間に道路なり、建物が存在します。
勿論伊豆急行線にとってもこの区間が一番のウリということは理解していてこの区間になるとバスガイドさんの案内の様に「これより伊豆急行線は東伊豆海岸線を走行・・・。大きな島は伊豆大島・・・」と車窓の案内をしてくれます。
この場所では写真の様に軌道すぐ横に防潮堤、消波ブロック、そして海へと風景が繋がっています。
この日は若干遠景が霞んでいましたが、伊豆大島が見えました。
窓にはこのようなステッカーも貼られていますので、島の名前も一目でわかります。
伊豆半島沖には航行する船舶が数多く見られます。東京港を出港して西、南へ向かう船舶の殆どは伊豆半島と大島の間を航行している様です。私の感覚だと思い立って見てみると視界に必ず1隻はいる感じです。
こんな時MarineTrafficというアプリをスマートフォンにインストールしておくと航行中の船舶の名前や速力などが分かったりします。
ちなみにこの船は「SITC TAICANG」という香港籍のコンテナ船で、エンジンを使用して11.5ktで航行中ということが分かります。
もっとも普通の人は「あ、貨物船も見える!綺麗だね~。」で終わらせればよい話で、アプリを立ち上げて船名を調べているうちにこの美しい風景を過ぎてしまう私は勿体ない生き方をしているのかもしれません。
そして窓から見えているのは稲取漁港です。防波堤の上には防波堤灯台も見えています。夜になると緑色の光を放ちます。