これからが旬「アジ」の干物を焼く

 本サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、記事の内容は中立性を保つ様、細心の注意を払って編集しております。

 今月もウオスの「【定期お届け便】ウオスのお魚ボックス」が届きまた色々作っていこうと思っていますが、今月は「アジの干物」が入っていました。北海道の方なら「アジ?」となると思いますが、私自身も「アジ?」となり、調べてみるとやはり北海道では最近こそ食べる様になったものの、20年位前迄はスーパーには並んでいませんでした。

 そんなアジですが、何で今月は「アジ」なのか色々調べてみました。

 届いたアジを見るとアイルランド産、加工地が釧路となっていました。干物を作っているのは山安という会社ですが、山安は関東民にはとても馴染みのある干物屋だったりします。山安は江戸時代から続く小田原の干物屋で伊豆の帰りに根府川に店があるのも何度も横目で見ています。

 そんな山安が何故か湘南地区以外には釧路に工場を持っています。「何故に釧路?」という疑問ですが、干物の原料になる魚の漁場を考えると釧路が最適解の様な気もします。

 そしてアジの産地事情ですが、現在日本近海で100%は補えていません。刺身、寿司、なめろうなど生で食べるものは殆どが国産ですが、干物やアジフライになる魚の足りない部分が輸入に頼っており、アイルランドを含む北欧のものが国内に多く流通しています。

 食べるユーザー視点で見るとアイルランド産は身が大きく、脂がのっているという点がメリットです。そしてアジの旬は今頃から夏にかけてです。

 長さを測ったら全長約27cmもあります。国産のアジですと長さは17cm~20cm位ですから国内産と比較するとおよそ1.5倍の大きさということになります。更に脂もしっかりのっていますから食べ応えは十分です。

 北海道の干物屋が「今月の干物はどうする?」と聞かれて、旬を過ぎた北海道らしい魚より魚の旬を基準で美味しいアジを選んだというところではないでしょうか。

 それでは能書きはこれ位にして、早速今月の食材を焼いてみたいと思います。

 まずは余熱したフライパンで皮を下にして中火で約6分焼きます。勿論、冷凍のままで大丈夫です。

 時間で約6分と言いましたが、丁度良い時間となってきたら腹部分の脂がプツプツとなり始めます。このタイミングでひっくり返して身側を下にして焼きます。

 魚と離れた場所に料理酒を垂らし更に中火で4分蒸し焼きにします。焼き過ぎると身が硬くなってしまいますので、注意が必要です。IHの場合はコンロ自体にタイマーが付いているので便利です。

 皿に盛り付けて完成です。大根おろしを添えてとも考えましたが、塩加減が良いので調味料は用いずそのまま魚本来のおいしさを味わった方が良さそうでしたのでシンプルに魚だけを盛り付けました。

 今回は自家製の松前漬けと一緒に頂きます!

 作ってすぐに冷凍してありますので、美味しくいただけました。さすが山安です。

 伊豆の往復で何度も山安の店は見ていたのですが、ホテルの朝食では必ずアジの干物が出てきます。朝食べたものを昼にあえて買って帰ろうとは思わなかったという事情がありましたが、こうして食べてみたら美味い!旨い!

 今度伊豆に行ったら帰りに寄って色々見てきたい気分です。楽天市場で「山安 干物」で検索すると、莫大な量の干物がヒットします。売り場で自分の目で見て買ってくるのが楽しみです。


【定期お届け便】ウオスのお魚ボックス

おすすめ

記事がお役に立ちましたら、一票お願い致します。