「ウオスのお魚ボックス」で三平汁を作ってみた(紅鮭フィレ編)
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本日は先日紹介しました「【定期お届け便】ウオスのお魚ボックス」の中から紅鮭フィレを使用して北海道の郷土料理である三平汁に挑戦してみたいと思います。今回は二人前ということで、以下の材料で作ってみました。三平汁は素材の味+塩味とシンプルな味付けの為、紅鮭のクォリティの高さ、美味しさを十分に実感できました。
■ 今回使用した材料(二人分)
・ 紅鮭フィレ一部分(約150g)
・ カレー用じゃがいも&にんじん(250g)
・ 大根(高さ4cm位分を銀杏切り)
・ ネギ(1本)
・ 昆布だし(1/2本)
・ 酒(大さじ2)
・ 塩(小さじ1杯位)
・ 水600cc
具は上に挙げたものの他、こんにゃく、豆腐などを入れる家庭もある様です。また鮭の代わりにホッケを用いる三平汁もあります。一方外せないのが、ジャガイモです。現代では品種改良で美味しいお米が北海道でも採れる様になりましたが、食料事情が厳しかった時代に「ジャガイモをいかに美味しく食べるか」という考えから生み出された料理だけに、ジャガイモはしっかり入れたいものです。
紅鮭フィレの中間部分は切り鮭にして色々楽しめそうなので、尻尾に近い細い部分、エラ近くの不揃いな部分を三平汁に使うことにしました。冷凍状態ですと少し力は要りますが、冷凍状態でもカットは可能です。中央の切り鮭に使う部分はカットが終わったら解凍しないうちに冷凍庫に戻します。
そして鮭の身を一口サイズにカットします。だいたい一般的な鮭の切り身を3~4等分する様な感じの大きさです。
このサイトでは料理の敷居を下げたい気持ちもありますので、利用できる便利食材は活用します。にんじん、ジャガイモはカットされたカレー用の食材を用います。
昆布だしも写真の様なものを用いました。ネットにあるレシピではかつおだしを用いるものもありますが、鮭と鰹の味が混じるのはどうかと思いましたので、昆布だけで味付けをします。
水600ccに酒大さじ2、昆布だしを入れて汁を作ります。昆布だしは1/2袋位入れましたが、好みで量を変更しても構いません。
そして先程カットした鮭、じゃがいも、にんじん、銀杏切りにした大根を入れて煮込みます。この時ネギはまだ入れません。
煮込み中にはアク取りをしっかりやりましょう。アク取りをしっかりやった方がより美味しく仕上がります。
そして火を止める少し手前にカットしたネギを投入し、少し煮て火を止めます。
具材にしっかり火が通れば完成です。汁の味見をして塩で味を調えます。今回は小さじ1杯位の塩を入れましたが、好みもありますので少しずつ塩を足して味を確かめると良いでしょう。
素材のうまみと塩味だけで汁の味を作るのが三平汁の魅力です。素材の味を存分に楽しめ、身体も温まる汁になります。そしてこの作り方で最後に味噌で味を調えても美味しいのですが、味噌味になってしまうと三平汁ではなく石狩鍋に近い料理になってしまいます。
青函連絡船の食堂に「三平汁定食」というメニューがあったのを思い出し、香物を足して三平汁定食風にしてみました。鮭+野菜が取れるヘルシーなおかずになりますし、これからの季節暖まる嬉しいメニューです。
素材の味と塩味だけで作られた汁ですが、塩加減が決まるとシンプルですが、本当に美味しい料理となります。しかしこの鮭はこうして素材の味を楽しめる調理をすると美味しさを実感できます。鮭は鮮度が落ちると皮付近や赤味の部分が生臭くなり不味くなってしまいますが、そこは新鮮な素材で美味しく頂くことが出来ました。そして塩加減も良い塩梅で本当に良い素材でした。
今回は「北海道と言ったら三平汁だろ?」と三平汁に初挑戦してみましたが、この美味しさなら次はシンプルに焼魚にしても食べてみたいところです。鮭フィレもまだ存分に残っていますので、今度は厚切りの焼魚に挑戦してみたいと思います。
ウオスでは今回紹介した「【定期お届け便】ウオスのお魚ボックス」だけでなく「鮭だけの単品売り」も行っています。