足尾駅 貨物側線、上屋跡

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 先日竹沢駅の貨物側線を見学して云々の話をしていましたが、半分以上が想像の話で現役時代の具体的な姿を思い浮かべるには至りませんでした。しかしわたらせ渓谷鉄道の足尾駅に貨物側線が残っていることを思い出し早速言ってみました。

 ここは上屋も残っており、おぼろげながら貨物側線の姿が見えてきました。

 貨物側線と上屋の全景です。キハ35の停車している場所が貨物側線で、現役時代はこの様に旅客車が入ることは無かったと思います。ここで上屋の中に荷物を降ろし、写真右側にトラックを横付け、あるいは後部の扉から荷物を積み込んでいたものと思われます。

 貨物側線の反対側にはトラックを縦に駐車させたり、方向変換できる広いスペースが必要そうです。

 上屋の側板には切り欠きがありますが、ここが荷役作業員が通る場所だったのではないでしょうか。駅本屋側にこの様な切り欠きがあります。

 またキハ35がギリギリのところで停車していますが、線路に枕木を渡して車止めとしているだけで、車止め標識はありませんでした。あの後色々調べていますが、貨物側線には車止め標識が無く簡易な車止めのみの写真をネットでも多く見ます。

 こうして色々調べてみると、先日の竹沢駅の状態も現役時代のままかもと思っています。

 貨物側線上屋の床は砂という雰囲気でした。

 屋根の構造まで写るように撮影するとこんな雰囲気です。屋根上の太い丸太は何に使ったのでしょうか?ロープを渡して滑車の様に使ったことが想像できますが、あくまでも想像です。

 トラックが横付けされたであろう側はこんな雰囲気になっています。色々調べていたら「鉄道写真家 岩堀春夫のblog2」様で現役当時の写真を見つけることが出来ました。オレンジ色の日通トラックが横付けされていると国鉄時代っぽい雰囲気になりそうです。

 駅本屋側と逆側の側板には切り欠きがありません。そして現在ロコが展示されている写真左側の線路ですが、保存用に敷設したものではなく現役当時からあったものの様です。

 最後にホーム高さですが、手前側が一段高くなっているのは後に工事されたものの様で、国鉄時代は低いいわゆる客車用ホームです。気動車が入線すると台車が半分位見えるような高さです。

 貨物側線のホームもその客車ホームと同じ高さになっていました。貨物用だから高い、低いは無く、客車用ホームの高さで旅客用、貨物用を作れば良さそうです。

 今回は貨物側線跡を見たさで足尾駅を訪れてみましたので、その様子をお届けしました。また駅の他の部分については別の機会にお届けしたいと思います。

住所 〒321-1512 栃木県日光市足尾町掛水6
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