モノクロ縛りで写真撮影を楽しむ
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デジカメには様々な仕上がりモード(PENTAXの場合カスタムイメージ)がありますが、モノクロ写真を手軽に楽しむモードも大半の機種に付いています。時々モノクロ写真を撮影してアクセントにする楽しみ方もありますが、練習時にモノクロ縛りで撮影して光りの扱い方を鍛えるというトレーニングモードとしても使えます。
モノクロ写真の場合は濃淡のみで像を表現することになりますので、色は一切味方してくれません。そこで露出、光の使い方といった写真の基礎が重要になってきますから、写真の勉強にはもってこいのモードです。
フィルム時代にはフィルターを駆使したり現像で様々な調整をしていましたが、それと同様のことがデジカメでは設定一つで簡単に再現可能となっています。「カスタムイメージ=モノクロ」と言っても中の階層へ入るとこれだけの設定をユーザー側で操れる訳です。それでは今回はこれらのパラメータも駆使してモノクロならではの写真を楽しんでいきたいと思います。今回は下の様な写真を撮影してきました。
1/250、f2.8、ISO200、70mm
ドールやポートレートの場合逆光で撮影すると背景が写真の様に明るくなります。色が付いていればそれなりにメリハリが付きますが、モノクロの場合背景が明るい方が綺麗な写真になりますので逆光を選ぶ様にすると良いでしょう。
1/90、f5.6、ISO200、70mm
1/350、f2.8、ISO200、43mm
手前の花はピンク色のサルスベリです。奥の緑色とメリハリが付く様にカラーフィルターはイエローを試してみました。
1/125、f8.0、ISO200、70mm
1/125、f2.8、ISO560、APSクロップ、70mm
最後は落ち葉に夕日が反射しているのが美しかったのでそれを撮影してみました。モノクロ写真ですが、落ち葉、夕日をイメージして仕上げをセピア調にして見ました。
カラーで撮影した写真から色要素を抜いたモノクロと異なり最初からモノクロ用に仕上げようとすると、思い通りの仕上がりになった時の達成感はモノクロ写真ならではです。是非モノクロモードも本気で楽しんでみてください、写真の原点故に新しい発見があると思います。