新カスタムイメージ「冬野」を使ってみる

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 PENTAXのカスタムイメージは最近特定のレンズ縛りで新しいラインナップが登場していますが、今回「冬野」が登場しました。先日購入したKFもファームウェアをバージョンアップすると使えるとのこと。幸い対象レンズである「HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited」を持っていましたので、試しに1枚撮影してみました。

1/20、f5.6、ISO6400、WBオート、CI鮮やか、35mm

 12月中旬になると東京市部でもこの様に殆ど葉が落ちた木を見ることが出来ます。これを冬野で撮影するとどうなるのでしょうか?

1/20、f5.6、ISO6400、WBオート、CI冬野、35mm

 これは分かりやすいw! 全体的に白っぽくなった雰囲気ですが、奥の緑や、手前の木の濃い茶色部分はあまり変わっていない感じです。暗部はほぼそのまま、明るい部分をよりハイキーにしてしまう様なセッティングの様です。

 一口に「一面の雪」といっても白くない部分は意外とありますので、ハイキーな設定で雪部分を白く綺麗に見せようというセッティングではないでしょうか。

 「冬野」の設定画面です。この数値は初期状態ですが、+3でかなりハイキー気味、コントラストも+4と上げています。しかし六角形は小さめなので彩度は少し落とした感じでしょうか。

 ところでPENTAXのカスタムイメージはデフォルトで14通りあります。これは確かに他社と比べると多いのですが、カスタムイメージの凄さはそこだけではありません。写真の左下の様に各カスタムイメージごとに彩度、色相、キー、コントラスト、ハイライト調整、シャドー調整、シャープネスなどが更に微調整出来ます。

 ほぼ表現力としては無限大です。写真家瀬尾先生のカメラ操作を見ていると、「この詳細設定を使いこなして、初めてカスタムイメージを使いこなしていると言えるのだな」と思いましたが、かなり奥が深い所です。

1/15、f5.6、ISO6400、WBオート、CI冬野、35mm

 もう1枚地面に落ちている落ち葉を撮影してみましたが、やはり全体的に「白」が強調される感じです。雪景色も美しく写せそうですが、これからの季節「霜」の表現にも使えそうです。

1/20、f5.6、ISO6400、WB太陽光、CI九秋、35mm

 最後はオマケでレンズを付け替え「九秋」モードにしてみました。里びに比べ紅葉のオレンジは綺麗に出ている気がしますが、紺色のブレザーはくすんでいる感じです。

 KFは里び以降のカスタムイメージが使える所がK-70と比較したメリットの1つですので、早速使えるものは・・・と使ってみました。今回のKFの他、K-3Ⅲ、K-1Ⅱでも最新ファームで冬野は楽しめます。

 東京地区ですと実践に使うのはもう少し先になりそうですが、とりあえず一度使っておかないと本番で使いこなせそうにありません。なかなか個性的なセッティングですから、対象カメラ、対象レンズをお持ちの方は是非試してみて下さい。


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