青函連絡船の海峡ラーメン(みそ)
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本日は青函連絡船の海峡ラーメン(みそ)の再現です。青函連絡船運航時の人気メニューで多い時は3時間50分の1航海で300食を売り上げたラーメンです。作り方は先日の「塩」と同じなので今回は連絡船現役時代の珍しい画像をお届けしたいと思います。
こちらが市販の味噌ラーメンをベースに海峡ラーメン同様の具を盛り付けたものです。スープが塩から味噌になっただけで盛り付ける具は変わりません。
この辺の作り方は先日塩味編で取り上げましたので、今回は割愛します。また塩味の記事には当時の船内で撮った海峡ラーメンの写真も掲載しています。
今回は作り方の代わりに珍しいものをお見せしたいと思います。当時連絡船の食堂で使用されていたBILLです。複写になっていて、注文すると1枚は会計の時の明細に、もう1枚は厨房へのオーダーに使われていました。こちらは連絡船終航間際に乗船した時、記念に一枚と貰ってきたものです。おおらかな時代だったので1枚破いてくれましたが、今の時代なら難しかったかもしれません。
なお店名は各船で異なり「グリル 十和田」の様にグリル+船名という名前になっていました。
海峡ラーメンは塩とみそがありどちらも当時の価格で500円でした。海峡ラーメンの上位メニューとして海の幸ラーメン750円というものがありましたが、こちらは私にも記憶にありませんしネットにも殆ど情報がありません。35年前ですしラーメンはやはり安いなと感じますが、逆に定食は現在でもフェミレスならこの価格で食べられそうです。ライス、コーヒー、コーラもあまり今と変わらないかもしれません。改めてみてみると35年前のタイムカプセルの様です。
そしてこちらが船内食堂の画像です。多分グリル十和田だと思います。食堂の準備が整った旨の船内放送があるとあっという間にこのスペースが一杯になりました。
みそと塩、お好みで35年前の伝説のメニュー「海峡ラーメン」を復活させてみてください。
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