R220のレールで線路配置にさらに変化を付けてみました

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 畳一畳に16番を走らせるとなると制約も多くなります。特にカーブは市販品でも国内メーカならR370が最急です。しかしネットを探していたらR220の3Dデータを発見しましたので、これでさらにレイアウトに変化を付けてみたいと思います。

 当路線は畳一畳の広さの中にR430のエンドレスを敷き、スイッチバック駅、あるいは終着駅に見立てた駅を奥側に設けました。そして写真A点部分に車止を設けてそれらしい雰囲気としていました。

 暫くはその線路配置で遊んでいたのですが、レイアウト上で走っている列車が1列車では寂しいので載炭ホッパーから行き止まりのB点まで石炭車が機関車に牽引されて走れる線路を敷設しました。この線は自動運転回路を利用して勝手に往復する様にしました。

 この載炭線を設けることにより、石炭車が入換作業を行っている横の本線を自身がパワーパックでキハ82の特急列車やキハ56の急行列車を走らせるイメージです。運転している車両以外にレイアウトに動きがあるのは良いものです。

 終着駅だった頃の写真をしっかり撮ってはいなかったのですが、ストラクチャーを撮影した際に写り込んでいたので見て頂きたいと思います。終着駅の車止めAと載炭線の車止めBの位置関係はこんな雰囲気でした。

 しかし暫くすると欲が出てきます。昭和の時代には足尾線の旅客終着駅である間藤から更に貨物線が伸びていましたが、そんな感じで奥の終着駅の終端と載炭線を結べないかと考えるようになりました。

 終着駅の線路を奥の本線と平行に60mmの間隔で敷設すれば、R370で結ぶ事が出来ます。しかしそれではスイッチバック駅感や終着駅感は消えてしまいます。後々は本線との間に防雪林を設けて秘境感を出したいと思っている位ですからこの選択はありません。

 結局線路を結ぶのは無理と諦めていたのですが、先日BOOTHでKATOのHOユニトラック互換のR220レールを見つけることが出来ました。300円でデータを購入、あとは自分のプリンタで出力するだけです。

 これを使用すれば終着駅の終端を延長し 載炭線と接続することが出来そうです。

 早速3Dプリンタで出力してみました。レールとジョイントを供出したR670の道床と比較してみます。とてつもなく急カーブですが、無事接続が完了しました。これで神の手(自分の手)で車両を動かさなくても本線からセキを載炭線に送り込めます。


 買ったばかりで「3Dプリンタを使いこなしている」というにはまだ克服しなければならない問題も数多くあります。しかしこうして出力されたもので不可能を可能に出来ると、3Dプリンタが魔法の箱の様にも感じます。

 赤矢印下に自動往復運転用のセンサーが見えます。ジョイントが黒で分かるようにここはギャップを切ってあります。載炭線側はスイッチで引込線の電流と同期するか、自動運転のユニットから給電するかを選択出来るようにしました。

 無事セキが通過しました。モデルアイコンのセキ8000、天賞堂のセキ3000、セキ6000、KATOのトラ4500、ヨ5000の走行を試してみましたが、いずれも通過可能でした。

 トラムウェイのDD13はセキの妻板出っ張りと手すりが当たってしまったのでケーディーの長いシャンクのカプラーに交換しました。車両の通過自体は問題なく出来ます。

 編成が通過する動画を作成してみました。これらの車両は脱線することなく通過していきます。NゲージではTOMIXがR280、KATOがR286が標準カーブだったと思いますが、それより急なR220を16番車両が通過していくのですから面白いものです。

 右端の交換用の線路1本は畳一畳からはみ出していますが、他は1800×900の範囲に収まっています。機関庫はホーム手前の分岐で分かれていますが、その横の載炭線は先程から解説している様に奥側の分岐から専用線みたいな雰囲気で回り込んできています。

 1畳の制約で諦めることなくまだまだ色々と改良していきたいと思います。

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