内蔵ストロボも使いこなせば強い味方になる

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 現在PENTAXの一眼レフでストロボ内蔵の機種となると「PENTAX KF」一択になると思いますが、この内蔵ストロボは見た目の小ささとは裏腹に旅先では結構強い味方となってくれます。今回はそんな話をしていきたいと思います。

 私の場合車で撮影に行く時はストロボを持参しますが、自転車で出掛ける際はなるべく荷物を少なくしたいのでストロボは基本的に持って行きません。しかしちょっとした時に便利なのが今回のお題であるペンタ部に付いている内蔵ストロボです。

 光の強さはそれ程でもありませんが、光をコントロール出来ますのでやはり付いていて良かったとなります。

 自転車を走らせるのは基本日中ですから、この様なシチュエーションではストロボ無しでも写真撮影が可能です。

 しかしコース中のトンネル内で格好良い光を見つけてしまいました。やはりこんなシチュエーションに出くわすとここで撮影したくなるのが人情です。

 しかしここでドールを展開すると、残念ながらこんな写真になってしまいます。逆にドールに露出を合わせるとトンネルのこの雰囲気は壊れてしまい、背景が飛んでしまいます。逆光なので当たり前と言えば当たり前ですが、この壁の美しさを残しながらドールも綺麗にとなるとストロボが必須です。これは人物で記念撮影する時も同じです。

1/180、ff4.5、ISO100、WB太陽光、CI人物、21mm、内蔵ストロボ-1.5段で発光

 そこで内蔵ストロボの出番です。普段撮影する時はAvモードで撮影することが多い私ですが、ストロボを使用する時はマニュアルモード(M)に設定します。壁単体を撮影した時のデータを元にISO100、1/180、F4.5にカメラを設定します。ホワイトバランスはストロボを使用する時は太陽光が良いと思います。そしてストロボは暗い場所なので-1.5段の調光を加えました。

 ドール本体は明るく、背景となるトンネルの内壁は単体で撮影した時と同じ様な渋い仕上がりになっています。

 写真家の作品レベルですと外付けや大型ストロボが欲しくなってきますが、これ位の写真なら内蔵ストロボでもかなりのレベルで描写をしてくれます。内蔵ストロボは入門機に付いていることからとかく軽視されがちですが、使い方次第ではかなりの見方となってくれます。

 自転車で数十kmとなると少しでも軽量にという機材選びになります。しかし元々本体が軽量で更に内蔵ストロボ付の「PENTAX KF」は、防塵防滴機能と相まってアウトドアを楽しむ遠征には最適な機種の一つだと思います。


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