PENTAX K-3Ⅲレビュー ②(使用感編)

 前回は写真撮影をして気付いた点を書いてきましたが、今回は使い勝手的な側面でK-3Ⅲを色々と見ていきたいと思います。

■ 大きさ

 PENTAXはもともとコンパクトなボディを作るのが上手いですし、K-3Ⅲは徹底的にぜい肉を落としていますのでAPS-C一眼レフカメラとしてはかなり小さいボディです。しかし他社はミラーレスに移行している以上比較は対ミラーレスです。実際量販店に行って色々なミラーレス機も触ってきました。

 ミラーレス機の中でも特にエントリー機は手軽さをウリにしていますのでとにかくコンパクトです。K-3Ⅲと比較すると2周り位小さいですが、そもそもスペックが全く異なりますのでこの比較はフェアではありません。

 そこでミラーレス機のAPS-Cでフラッグシップ機と比較してみましたが、やはりフラッグシップ機は重厚感があり、シャッター音も良いです。しかし大きさ的には1周り小さい位だと思いますが、小さいのは間違いないです。

 システム全部を入れ替えても少しでも小さい、そして将来の可能性も考えてミラーレス機に移行するという選択肢は人によってはアリだと思います。しかし私は今回自分が一番使いやすい、レンズ資産も充実している一眼レフを選んだ感じです。

 またミラーレスに移行するのにはシステムを全部入れ替える必要がありますから、数百万レベルの出費が必要になります。PENTAXの発色は気に入っていますし、今の市場ですと私にはその金額を出すメリットが少ないと判断しました。

 しかし新しいものを拒むのも頭が固くなりそうなので、並行して1社ミラーレス機を持ってもいいかなとは思っています。

■ 固定液晶

 一眼レフながらも少しでもコンパクトに、素晴らしい光学ファインダーを作ったから是非使って欲しいということで、K-3Ⅲの背面液晶は固定式です。確かに地面にドールを立ててドール目線でのローアングルで撮影しようとすると、光学ファインダーですと場合によっては地面に寝転ばなければなりません。

 ここはやはりバリアングルやチルトのあるカメラの方が有利ですが、それではそんな写真はどれ位の割合なのか?と考えてみると私の場合数千枚の中の数枚という感じです。ですので1年使って今の所何とかなっている感じです。しかし可動モニターを多用するスタイルの場合ここがネックになってくる可能性はあると思います。

■ 光学ファインダー

 K-3ⅢにはAPS-Cカメラにもかかわらず、フルサイズ並みに大きくて明るい光学ファインダーが付いているのが特徴です。実際マニュアルレンズを装着した時にピント合わせがしやすく、普段AFレンズを装着している時も大きく見やすいですから構図作りなども快適です。特にK-1Ⅱ、K-3Ⅲの2台体制の時はむしろK-3Ⅲの方が見やすく感じる位です。

 購入当初は凄いと思いました、しかし慣れとは恐ろしいもので、1年すると「K-3Ⅲが当たり前、他のAPS-C機が見にくい」に感覚が変わってしまいました。つくづく人間というものは贅沢だと感じます。

■ 本体充電機能

 K-3Ⅲでは本体で充電出来てバッテリーチャージャーは別売となったのが特徴ですが、これは旅行では荷物を減らせられて大変便利です。また写真の様にモバイルバッテリーでの充電も可能ですから、移動中の継ぎ足し充電も可能です。100Vが無くてもUSB端子があれば充電出来ますので、これまで以上にバッテリー充電の可能性が広がります。特に旅行でカメラを持って行った時などはかなり便利に使えると思います。

 またK-1系、645 系ともバッテリーは共通なのでそれらのモデルを持っている方はそのバッテリーチャージャーが使えます。しかしK-3Ⅲ1台持ちという方は、毎回ラバーカバーを外してUSBケーブルを刺すのも面倒だと思いますので、バッテリーチャージャーを購入した方が良いと思います。

■ ファームウェアのバージョンアップ

 1年前の購入時に全く予想していなかったことに、ファームウェアのバージョンアップによる機能向上がありました。12月にカスタムイメージ(仕上がり設定)の「里び」、GPSを使わずK-3Ⅲ本体のみで簡易アストロトレーサーが楽しめる機能が追加されました。

 今回1回なのか、まだまだ進化するカメラなのかは分かりませんが、ファームウェアに依存する所も大きいのだなと驚きました。

■ まとめ

 今回K-3Ⅲを購入してその後16-50と組み合わせることにより相当の高画質が得られることから、K-1が登場するまでもないシーンがかなり増えたように感じます。またそもそもAPS-Cの方が都合が良いシチュエーションもありますから、APS-Cの役割が更に上がった感じです。

 例えば私的な使い分けですが、1/3ドールや料理などはピントの合う範囲が広いAPS-Cの方が都合がよく良い仕上がりが期待できますので、APS-Cを使うことの方が多いです。一方等身大ドール、人物、風景などはフルサイズ、645
です。そして趣味の飛行機、鉄道では望遠側に強く、連写性能が高いAPS-Cを使うことが多い感じです。

 何を撮るか、どの様に使うかによって最適機種は変わるとは思いますが、1年使って間違いなくAPS-C一眼レフ機では最強スペックだと思っています。


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Author: DOLLMAN SENOO