【福島郷土料理】いかにんじん

 本サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれますが、記事の内容は中立性を保つ様、細心の注意を払って編集しております。

 今日は福島の家庭の味「いかにんじん」をご紹介したいと思います。福島の山間で乾物であるスルメイカと畑で採れた人参を組みわせた郷土料理で江戸時代からあるものとされています。

 また「福島で仕えていた侍が北海道へ帰って函館の新鮮な海産物で似たようなものを作ったのが松前漬け」という松前漬けルーツ説もありますが、松前漬けは松前発祥の「こんぶいか」という説もあり真偽は分かりません。

 何れにせよ歴史ある福島の郷土料理なのですが、今回紹介する理由は一つ、ご飯に合いすぎる、美味すぎるという点です。

■ 材料

酒・・・・・100cc

みりん・・・・・100cc

醤油・・・・・100cc

人参・・・・・大きいものなら1本、小さいものなら1.5~2本

スルメ・・・・・30g位(適当)

 とりあえず漬け汁は分かりやすい切の良い数字としていますが、家庭の味なので好みで変更して問題無しです。また塩昆布などを少々入れても美味しくなりますし、市販品でごまが入っている商品もありました。あくまでも家庭の味なので上を参考にどんどん自家流にアレンジしてみてください。

 まずは漬け汁を作ります。もういちいち量を覚えるのが面倒なので、妹尾家では酒100cc、みりん100cc、醤油100ccを混ぜています。この数値なら絶対に忘れません。

 3つを混ぜたものを鍋で沸騰させますが、これは酒のアルコール分を抜くのが目的です。沸騰したら弱火にして1~2分で火を止めます

 火を止めた漬け汁を冷やします。この冷やす作業は重要です、生暖かいままイカ、人参にかけると仕上がりが生臭くなってしまいますのでしっかり常温以下まで冷やしてください。あら熱が取れたら別容器に移し冷凍庫に入れると速攻で温度が下がります。

 漬け汁を冷ましている間に人参を千切りにします。写真の様に千切り器があれば作業が早いです。今回は人参が小さいものだったので2本使用しました。

つぎはスルメイカをハサミでカットします。大きさは漬け汁の染み込み方が同じになる人参と同じ大きさが目安ですが、この辺はかなり適当です。

 そして常温以下に冷ました漬け汁を容器に入れます。ちなみにこのタッパは容量860mlですが、この「いかにんじん」を作る時に丁度良い大きさなので重宝しています。


岩崎工業 抗菌 保存容器 エアキーパー(Amazon)

 多分これです。10年前は1食でこのタッパ一杯にご飯を食べていましたが、今は減量中です。

 そして漬け汁の中で人参とイカを混ぜます。少し漬け汁が少ないように見えますが、今後イカの水分が抜け固体の高さは低くなりますし、液面は逆に上昇しますから大丈夫です。

 そして冷蔵庫で寝かせれば完成です。半日位から美味しく食べられ、2日目が一番美味しいと言われています。

 出来上がった「いかにんじん」は漬物の様にアツアツのご飯に乗せて食べます。料理をしたことのある方ならこの組み合わせが美味しくない訳がない事が容易に想像できるかと思います。

 簡単ですからちょっと空いた時間で作ることが可能で、美味しい福島の家庭の味ですが、ご飯との組み合わせが最高過ぎるのでご飯の食べ過ぎには注意が必要です。

 そして作るのが面倒という方は、通販でも手軽に手に入る時代になりました。


【福島の郷土料理】伊達のいか人参140g (4袋) (Amazon)
通販で「いかにんじん」を探してみる:AmazonYahoo!ショッピング楽天市場

おすすめ