ます寿司屋ヒロ助の「逆さづくり」とは

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 私の大好きなヒロ助のます寿司が有楽町の交通会館で実演販売をやっているというので、買いに行ってきました。今回は「【ます寿司屋ヒロ助】トロ特上ます寿司」を購入、その味はもう超美味でした。しかしそのレビューは置いておいて、今回はヒロ助の「逆さづくり」について書いていきます。

 箱から出すと「逆さづくり」の赤文字が目に入ります。この逆さづくりと富山流食べ方について、先日ます寿司屋ヒロ助さんに伺ったお話などを含め色々と紹介していきたいと思います。

 桶の蓋を開け笹の葉を1枚捲ってみますと、あるはずのますの身がありません。これが「逆さづくり」です。

 電車や車の中で容器から食べる時は上にますがある方が食べやすいと思います。しかし元々は家庭で食べられていた富山の郷土料理なので、この逆さづくりこそ伝統的な作り方であり、家庭で食べるのには便利だったりします。これからそこを解説していきます。

 「逆さづくり」にしておけばお皿にポンと移し替える時便利なのです!既にこの状態でます寿司はますが上になって食べやすい状態です。地元富山のご家庭で普通に食べるます寿司は、お皿に盛り付けやすい「逆さづくり」なのです。

 しかしもう少し言うと、食器を汚したくない家庭ではここで容器の蓋側にポンと移し替える人もいるようです。食べ方は色々ですが、ポンと裏返すのがポイントです。

 そしてお皿に盛ったます寿司は付属のナイフでカットしますが、笹の上からカットすると色々便利です。カットはまず十字に四等分して、その後45度ずらして四等分にカットすると八等分になり食べやすくなります。

 笹の葉を使うと箸を使わなくても手にご飯が付きません(多少ますの脂は付ますが)。葉をカットすると笹の葉の香りも少し強くなり、食べながら笹の香りも楽しめたりします。

 正直前回食べた「旨味」も美味しかったので今回また買いに行った訳ですが、この脂の乗ったトロ特上を食べてしまうともうこれしか食べられない位の美味です。人の舌というのは本当に恐ろしいものです。商品についてのレビューはまた後日行います。

 そして食べ残した分は笹の葉の上からラップして常温保存すると笹の葉が水分を上手く調整してくれますので、美味しく食べられる時間が増します(とは言え早めに食べましょう)。

 勿論笹の葉を開いて普通に食べても構いません。食卓に一品一皿ます寿司が載っているとそれはそれで華があります。食べ方は色々だとは思いますが桶の中で食べるのではなく、食卓にバ~ンと並べて食べるのがヒロ助流という感じでしょうか。富山では購入する層により、ますが上のお店と下のお店がある様です。

 「逆さづくり」は富山では当たり前の梱包の様ですが、東京ではますが上の方が馴染みがあると思います。私も前回買った時「へぇ~」ってなっていたら、ヒロ助さんが逆さづくりについて教えてくれました。

 そんな経緯もあり、今回は折角なのでその「逆さづくり」や富山での食べ方について書いてみました。各地の美味しいものを食べるだけでも幸せですが、その料理にまつわる知識を得るのもまた料理に対する理解が深まって楽しいものです。


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