餅の入っていないお雑煮

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 本日は妹尾家に伝わる「餅の入っていないお雑煮」をご紹介したいと思います。ネットで調べてみると地方によっては様々な事情で正月に餅の入っていない雑煮を食べる風習がある様ですが、我が家もまた正月に餅の入った雑煮を食べたことがありません。

 妹尾家は源平合戦で源氏に負けた平家の家臣の末裔になります。戦に負け山奥へ逃げたご先祖様は、お金もありませんから正月になっても餅が買えません。そもそも山奥には餅そのものが無かったのかもしれません。

 そこで今回紹介した様な餅の入っていない雑煮で正月を祝ったと言われています。そしてそんなご先祖様の労苦を偲んで、その子孫は正月に餅の入った雑煮を食べてはいけないのです。

■ 必要な材料(2人前)

・ 里芋(あらかじめ皮を剥き下茹でしたもの)・・・2個

・ こんにゃく・・・1/2枚

・ 木綿豆腐・・・1/2丁

・ 白菜・・・2~3枚

・ めんつゆ・・・60cc

・ 湯・・・540cc

 我が家ではこの様なものを入れていました。絶対外せないのが、豆腐です。これが餅代わりなので、豆腐は絶対です!


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 我が家では最近この「新得 そばのつゆ」にはまっており今回もこれを用いました。スーパーのめんつゆと比較して少々お高いですが、濃いので使う量は少しで済みますから、美味しいので気に入っています。500mlと1000mlがあります。

 まずは上の材料を一口サイズに切り、電子レンジ用の蒸し器に入れます。昔は湯がいていたのだと思いますが、電子レンジを使用すれば圧倒的に早く出来ますので、この辺は電子レンジに頼ります。

 500Wで4分程度加熱しました。

 その間につゆを作ります。つゆ1に対してお湯を9位の割合でOKでした。そばの「かけつゆ」を更に2倍位希釈した雰囲気ですが、この辺は好みでやって下さい。鍋で温めるか、電子レンジで加熱してつゆもアツアツにします。

 つゆを入れた椀に具材を入れていきます。

 完成しました。さっぱりしていて美味しいので、普段のおかずにも使えそうなメニューです。

 源平合戦からというと850年位の間ずっとこのお雑煮が続いているという話になります。なかなか浪漫な話ですが、一方正月料理の話では少し笑える人間らしいネタもあります。

 正月といえばお雑煮の他におせち料理というのもあります。勿論餅が食べられない位ですから、立派なおせちはありません。そこで昔はこのおせち料理というのも言い伝えがあった様なのですが、あまり美味しくなかったのでいつの間にか止めてしまったと聞きます。

 そしてこのお雑煮のみ、餅こそ入っていないけれど簡単で美味しいので後世まで残ったらしいです。「簡単で、美味しい」がポイントですので是非一度作ってみて下さい。

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