TOMIX 南部縦貫鉄道 キハ10形レールバス(HO-615)16番

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 南部縦貫鉄道は昭和37年から平成9年まで運行されていたローカル私鉄です。東北本線の野辺地から七戸まで20.9kmを結んでいました。

 モデルとなったキハ10型レールバスの他、10系気動車と似たキハ104なども運行さえていましたが、今回は模型化されているキハ10についてお話をしていきたいと思います。

 車両は見ての通りの2軸車でいかにもレールバスといった風貌です。この車両の最小回転半径は特に記載がありませんが、実際にはR370も走ります。私の読んだ本「鉄道模型を楽しむ本 HOゲージ小型レイアウトの作り方」の中ではR250を通過していましたので、それ位のカーブを通過出来る性能を持ています。

 16番のレイアウトというと場所を取るイメージですが、このレールバスが主役のレイアウトならかなり小さなものを作れそうです。

 私の持っているモデルはかなり古いもので、当時は白色や電球色のLEDもまだありませんでしたから、室内灯やヘッドライトはオレンジ色です。

 しかし2024年2月発売のロッドからは電球色に改められ、導光板のカットもより実感的になる様工夫がなされているようです。これから買うなら新しいロッドの方が良いでしょう。

 見ての通り車体長の短いレールバスは輸送力もそれ程高くありません。この程度の輸送力で事足りる利用者では、なかなか採算を取るのがが難しいということもあるのでしょう。国鉄のキハ01~03、羽幌炭鉱鉄道のキハ10など昭和30年頃から登場したレールバスはやがて後継が登場することなく消滅しました。

 また平成初期に登場したレールバスもボギー車に置き換わった線区は残ったものの、当時のままレールバスを使用している鉄道は無いと思います(あったらXで教えて欲しい位です)。

 しかし鉄道模型の世界ではこのコンパクトさが良く、小回りが効く分小さなレイアウトでも大活躍です。

 TOMIXではこのレールバスをNゲージでも展開していますが、この車両が存在する価値は大きいと思います。HO(16番)の敷居が高いと思う方も是非この車両からデビューしてみてはいかがでしょうか。体積比8倍の迫力はなかなかです。

 この写真は東北本線野辺地駅をイメージして撮影してみました。北海道連絡特急の意味合いが強い583系ですが、野辺地駅下車で南部縦貫鉄道に乗り換えるお客様もそれなりに居たのではないでしょうか。もっとも実際は野辺地駅のホームの向きからすると東北本線は手前側になった筈で、この辺は「野辺地駅風」の域を脱していません。


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